長大電子報 2020年10月(日)
長榮大學、慎行鐘披露礼拝を挙行 弱者家庭学生への募金を開始
長榮大學は、創設者黃仁村氏の母方のおじにあたる故莊慎行氏が、生前に寄付した寄付金により「慎行鐘」を建設し、この度9月28日午後5時10分に「慎行鐘」の披露宴及び礼拝を開催した。今後、毎月28日を「慎行日」とし、鐘を鳴らして募金をし、集まった寄付金を弱者家庭の学生たちの奨学金とすることになった。 故莊慎行氏の遺族も披露宴にいらっしゃり、鐘を通して故莊慎行氏の学校への愛を追懐された。「慎行鐘」の他にも教職員と学生が莊氏を追懐できるように、記念碑も建てられた。
長榮大學図書情報処が「頭脳デジタル掲示板」を開発 二ヶ国語化によるスマートキャンパスを目指す
長榮大學図書情報処は、現在の時間割表が1枚の紙として教室の外に貼られているだけで、サイズも小さく、機能も単純で、情報検索にも不便であることから、「頭脳デジタル掲示板」を開発した。同処は、各教室のデジタル時間割表のタイムリーな表示機能、大学ニュースや天気予報の提供機能があることを強調している。さらに、大学の国際化のため、中英二ヶ国語統合サービスを初めて開発し、授業や担当教員の名前などの情報が中英二ヶ国語で表示され、外国人学生にとっても便利なものとなることをアピールしている。
日本と台湾のアフレコは大違い!台湾の現役声優連思宇先生が教えてくれる声優の世界
長榮大學国際処日本教育センターは「日本と台湾のアフレコは大違い──アフレコの世界を理解」という日本のサブカルチャー探求・体験シリーズ講座を実施した。台湾の現役声優連思宇先生を講師に招き、声優業界のさまざまな事情を紹介してもらった。連氏は台湾声優業界の現状解説を行ったほか、日台両国での仕事の苦楽を紹介、さらには業界の知られざる辛さをより辛辣に指摘した。連氏は台湾にある声優育成のためのリソースを十分活用し、特に訓練の段階に入ったら「パフォーマンスレッスン」を最も大事にし、真の実力を積み重ねることができる役の演じ方を身につけるよう学生を激励した。その他に、声優は力仕事なので、飲食や生活習慣に注意して健康を維持するよう学生を喚起した。
国際処インターンシップ直前講座 ブロガーを講師に迎えワーキングホリデーの経験をシェア
長榮大學国際処海外企業実習組は「日本のバイトはすごい!迷子少女が京都で生活」というテーマの講座を実施した。イラストブロガーの迷子少女氏を講師として招き、日本でのワーキングホリデーの経験をシェアしてもらった。ビザの申請方法と仕事探しの方法のほかに、職場で理不尽な事があった場合の助けの求め方の紹介もあった。迷子少女氏は、周囲の人がワーキングホリデーの必要性を疑っても、自分が納得したら、ぜひ海外へ行ってみてほしいと学生を励ました。
医療マネジメント学科と高雄榮民総合病院 「健康ビッグデータ及び医療品質マネジメントの仕事場」を共催
医療マネジメント学科と高雄榮民総合病院の品質マネジメントセンターは、「健康ビッグデータ及び医療品質マネジメントの仕事場」というイベントを共催した。異なる専門領域の学生を育成し、各領域の知識とビッグデータの分析を結びつけ、問題解決能力を高めることを目指す。
より良き介護社会を目指して 長榮大學が「高齢者の一日大学生体験」を開催
長榮大學応用哲学学科は、大学の社会的責任を果たすべく、衛生福利部(日本の厚生労働省にあたる)のコミュニティ・フラッグシッププロジェクトに合わせて、「高齢者の一日大学生体験」というイベントを実施した。20名ほどの阿蓮区(高雄市)の高齢者たちがこのイベントに参加し、大学に通う夢を実現した。このイベントは2018年から開催され、毎年南部に住む住民から熱烈な反響をもらっている。修了式では、杜嘉玲学務長が修了証の授与を行った。修了式に参加した元阿蓮区発展協会理事長で現高雄市市長秘書の潘怡璋秘書も高齢者たちの学びに対する熱意に称賛と応援を行った。
巡回展「宇宙を泳ぐ:ソ連航空宇宙展」 長榮大學図書館で開催中
長榮大學図書情報処校史係は国立成功大学博物館と協力し、9月28日から11月30日まで「宇宙を泳ぐ:ソ連航空宇宙展」を図書館一階のロビーで開催した。テーマは5つにわかれ、「ソ連宇宙發展史」「ソ連ポスター美学」「人工衛星」「ガガーリンが消えた二日間」「宇宙探索先鋒─野良犬から宇宙犬になる」となっている。そして、本学の特色と蔵書をアピールするため、「宇宙飛行士の生活と宇宙技術応用」「ドローンテクノロジー─宇宙探索の助っ人」の2つの展示エリアを設けた。長榮大學では参観を呼び掛けている。
長榮大學蘭産業応用学士学位コース 第1回インターン発表会を開催
長榮大學蘭産業応用学士学位コースの第1期の学生合計10名が、作品創作力向上を目指し、今年の夏休みに台南蘭科植物園・台中行政院農業委員会種苗改良繁殖場・台中后里蘭園・台北クリスティンフラワーなどで8週間インターンシップに参加した。インターンシップ成果報告会では、学生たちがインターンシップで学んだ蘭の品種改良や組織培養、果樹栽培、菊のウイルス除去作用、分子生物技術、オンシジウムの栽培と輸出、フラワーの展覧と販売などに関する経験や知識を紹介した。また、後輩に注意すべき点や大学で前もって学習しておくべき科目に関してアドバイスした。
農業廃棄物循環経済 長榮大學「生物炭素循環ワークショップ」を開催
武崙地方では、菱の実の収穫後の農業廃棄物である菱殻の処理が問題になっている。残った菱殻を再利用するため、長榮大學「地方グリーンエネルギープラン」は、草根の根運動ワークショップの劉晉宏係長に生物炭素循環についてワークショップの開催を依頼した。このワークショップのポイントは、学生たちがTULD(Top Lit Up Draft)を作り自らバイオ炭ストーブを使った廃棄物処理を実体験したことだ。まず、ブリキの桶の底に穴をあけて菱殻を入れると、1時間もたたないうちにバイオ炭が出来上がる。燃やす時に、菱殻などの農業廃棄物は十分干して水分を取ることが必要である。水分が多いと、燃える途中で煙が出てしまい、大気汚染が発生する。火が消えてから、水を入れて温度を下げて、バイオ炭を干すと完成だ。できあがったバイオ炭は、農業や空気の浄化処理に利用することができる。長榮大學永続発展国際学士学位コースの学生総計14名がこのワークショップに参加した。地方の住民と親睦を深めるため、アフリカの料理を作ったり、文化の紹介を行った。