長大電子報2020年11月(日)
安全なキャンパスをつくる 長榮大學が警察‧地域と巡回チームを組んでパトロール範囲を拡大
11月2日から、長榮大學は警察・地域住民と共同で安全な学習環境をつくるため、キャンパスと周辺の巡回パトロールを強化した。キャンパス内外の安全を確保するため、長榮大學は巡回チームを組み、警察・地域と連携して夜のパトロールを開始した。当直教官による毎日のパトロールに加え、さらに2名の教官と警備を加え4人で協力して学生の帰宅路をパトロールする。パトロールの時間帯は夜6時から朝2時までで、以前から大潭里と武東里が行っていた夜間巡回と近くの交番によるパトロールの範囲を拡大し、パトロールの頻度も増やした。また、大学周辺に不審者が現れた場合、警察はすぐに大学側に伝え、大学はすぐ教職員と学生に連絡する体制を整えた。警察と地域の協力により未然に犯罪を防ぎ、悲劇を再び繰り返さないことを希望する。
学生と市民の安全を守る 台南市許育典副市長が長榮大學を訪れ安全環境について議論
台南市許育典副市長と台南市の関係機関が11月4日に長榮大學を訪れ、安全環境について議論を行った。会議では、長榮大學がキャンパス内外の照明設備について検証の結果報告と意見陳述を行った。安全衛生科学学部も「広域キャンパス」の概念に基づき、専門的立場から意見を提示した。許副市長は各関係機関に指示を出し、警察・地域・大学の連携により、さらに優れたキャンパスセキュリティーネットワークを構築し、学生が安心して勉強できるようにし、社会的セキュリティーネットを構築し、台南市をより安全な都市にしたいと語った。会議では、安全衛生科学学部莊啟佑助理教授が、今回の事件後に提案した安全衛生科学学部の専門家としての意見を述べた。その中で、現在は「キャンパスの安全」の概念を「公共の安全」に拡大し、さらに割れ窓理論の説明を通して安全意識の文化を育むことの重要性を強調し、そうしてこそ、犯罪に対する恐怖が取り除かれると語った。専門家の意見の全文は以下のURLから参照可能:
長榮大學「ホワイトリボンキャンペーン」活動を実施
長榮大學は暴力を防止するために、11月2日に学務処・研究発展処・国際処が共同で「ホワイトリボンキャンペーン」を実施した。この活動を通して、暴力を絶対に許さないという決意を表明した。この活動では、ホワイトリボンを付け、今回の事件がもたらした悲しみと反省の気持ちを表し、暴力が消えることを希望した。「ホワイトリボンキャンペーン」の起源は、1989年12月6日にカナダで一人の男性が失恋のため、女性を恨み、モントリオール工科大で銃を乱射し、14名の女性が亡くなったことがきっかけであった。1991年になり男性たちから「男性が、男性による女性への暴力に沈黙してはならない」との声が上がり始めた。1999年になり、国連により每年11月25日が「世界ホワイトリボン日」と定められ、世界の人々が「モントリオール事件」を通して、女性に対する暴力の防止を呼び掛ける日となった。
長榮大學が地域・警察と連携 学生と教職員の安全を守る
10月末に発生した学生の不幸な事件後、長榮大學は直ちに教員と学生の安全を守る計画を実行に移し、現在、警察・地域と連携して防犯対策を行い、教員・学生と地域社会がより安全な学習・生活環境になるよう関連安全施設も強化している。
長榮大學が殺害された学生追悼のための追悼壁活動を実施
2020年10月29日に長榮大學付近の路上で長榮大學学生が殺害されるという不幸な事件が発生した。亡くなった学生を追悼し、その学生の両親のために祈り、教員と学生の悲しみを和らげ、亡くなった学生に生前話せなかった思いを伝えるため、10月31日午後2時30分に行政ビルと図書館の間にある廊下で追悼壁活動を実施した。李泳龍学長をはじめ学内の教員と学生が共に、亡くなった学生を悼んで、彼女への思いを伝えるメッセージを書いて追悼壁に貼った。今後も大学は日を選んで追悼会を行うこととしている。
未来のため生態保護に尽力 長榮大學が日台鷹縁交流会を開催
毎年台湾の国慶日にサシバが台湾へ飛来する。宮古島市はサシバの渡来地の一つで、サシバは宮古島市の市鳥になっている。長榮大學と墾丁国家公園管理処及び宮古島市の長浜副市長が参加して、墾管処で「2020日台鷹縁交流会」が開催された。アジア猛禽研究・野生鳥類保護学会の久貝勝盛先生が交流会にオンラインで参加し、サシバの知識に関する講演を行った。 長榮大學グリーンエネルギー‧環境資源学科の賴信志学科長は、長い間レーダーデータベースと猛禽類エコー識別システムを通してサシバを観察しており、墾丁国家公園管理処と宮古島市と提携して、サシバによる環境教育活動を促進していく。
長榮大學安全衛生科学学部の産学連携 「移動式消毒知能ロボット」の開発
長榮大學安全衛生科学学部は、台南市政府産業開発及び投資促進協会と經緯航空宇宙会社とともに「移動式消毒知能ロボット展示会」を共催した。移動式消毒知能ロボットは經緯航空宇宙株式会社と新世代A.I.株式会社が共同でデザインしたもので、CE・UL・UVCの各効力を証明した紫外線キットが載せられ、直径4メートル内の病原菌を徹底的に消毒し除去することができる。さらに、自動移動やタイマーなどの機能で消毒範囲を極限まで拡大することができる。 長榮大學安全衛生科学学部は、消毒効果の証明を担当した。これからも紫外線の消毒技術を応用し、經緯航空宇宙株式会社と産学連携を進め、移動式消毒知能ロボットの操作の安全評価や効果の証明を進めていく予定である。
台南文化探求 日本教育センターが台南山上花園水道博物館探訪イベントと新入生歓迎会を実施
日本留学生に台南の文化と歴史を体験、交流を深めるため、長榮大學日本教育センターは「台南山上花園水道博物館探訪」と「日本人留学生歓迎会」を行った。「台南山上花園水道博物館探訪」では、まず七股塩山を訪れ交流を深めた。次に、和明織品文化館に足を運び、紡織の歴史を学ぶとともに手染めの授業を体験した。それから、台南山上花園水道博物館を訪れ、水道の古跡に足を踏み入れた。一方、「日本人新入生歓迎会」は、中秋節の前夜に行われた。遠く日本からやって来た日本人新入生と日本人の先輩が集まり、一緒に台湾式月餅を食べながら交流した。
国際オンライン講座開催 姉妹校の長崎ウエスレヤン大学と「日本の社会福祉の現状と動向」について議論
コロナ禍でも学生に世界と繋がる機会を与えるため、長榮大學国際処日本教育センターは国際オンラインシリーズ講座を開催した。今回は日本の姉妹校長崎ウエスレヤン大学(2021年春に「鎮西学院大学」に校名変更の予定)現代社会学部社会福祉学科の開浩一教授と力久愛教授を招き、「絶対的少数論:多数と少数の共存」「日本の社会福祉の現状と動向」という2つのテーマについてオンライン講演を依頼した。
曹立傑外交部次長が長榮大學で講演 外交の仕事に身を投じるよう学生を激励
長榮大學は王子濱マネジメント講座に曹立傑外交部(外務省)次長を招いた。曹次長は「外交経験をシェア——視界を拡大」をテーマとした講演を行い、外交の仕事に身を投じるよう学生を激励した。長榮大學はまた、曹次長に同行のアジア・アフリカ局一行が本学環境教育国際実験学部の学生との交流と生態教育センター見学の機会を設けた。アフリカ人留学生が歌で局長一行を歓迎し、本学の国際化と社会的責任の成果をアピールした。曹次長はぜひ外交の仕事に携わってほしいと学生を激励するとともに、それは台湾を守る最善の方法であり、夢を実現する最高の場だと語った。
ようこそ新入生 長榮大學が「抱負性長大 期中預錦」をテーマとした歓迎会を開催
長榮大學は10月27日の夜、体育館で新入生歓迎会を開催した。今年のテーマは「抱負性長大 期中預錦」。これには新入生が長榮大學で大志と理想を持って成長し、中間テスト(11月9日〜15日)での素晴らしい結果を願う意味が込められている。歓迎会の主催者は、人気インフルエンサーで本学マスコミ学科卒業生の徐之宸(Nick)、マスコミ学科4年生の何嘉琪(マレーシア籍)、永続発展国際学士学位コースのYoashi Nathan Thadeo(アフリカ籍)が担当した。3人は多国籍チームを結成し、このうちNathanは流暢な中国語.英語・台湾語で司会進行をし、参加者達を何度も感服させ、大いに笑わせ、その場を盛り上げた。
長榮大學体育館の光誘導照明システム 国際的な仕様に匹敵
長榮大學は、政府の省エネ・CO2削減・省電力計画の実施に対応するため、体育館に「光誘導照明システム」を導入し、48個あった400Wメタルハライドランプを環境にやさしい素材でできた64個の光誘導照明システムに置き換えた。本学の体育館は国際仕様に見合った光誘導照明システムを採用した台湾初の体育館になり、年間節電量は20,832kWh、節電率は65.96%で、さらに、経済部エネルギー局2020年省エネパフォーマンス保証プロジェクト補助金も獲得した。光誘導照明システムは一種の採光システムで、太陽光を集めてシステム内部に導き、特別に製作した光誘導装置を通して効率的に伝送した後、システムの底にある拡散装置で太陽光を屋内に均一に分散させるという原理を採用している。この過程ではどのようなエネルギーの使用も必要ない。