長大電子報 2020年12月(日)
持続可能な環境保全理念を実践 長榮大學第二回エコ企業賞をダブル受賞
"長榮大學は、昨年行政院環境保護署が開催した第一回国家エコ企業賞に、ノミネート賞を受けた。今年の第二回国家エコ企業賞では、昨年以上の評価を得て、銀賞と新たに増設されたグリーン活動賞を同時受賞した。本学は、「キャンパスの持続可能な発展」を課題とし、授業を通し教員・学生に環境教育を行い、持続可能な環境保全という理念をキャンパス環境や施設の維持のために実践している。たとえば、公文書のデジタル化によるペーパレス化、方舟美好生活事業によるプラスチック削減の理念の普及、国際ジェーン・グドール生態教育センターによる環境の持続的可能性のため実践行動、などである。なかでも、本学は二仁溪環境保全作業とジェーン・グドールのルーツ&シューツ実践行動により、今年増設されたグリーン活動賞の審査チームの絶賛を浴びた。
長榮大學 2020 TSCA卓越企業サステナビリティ金賞及び第13回TCSA台湾企業サステナビリティ銅賞を同時受賞
TCSA台湾企業サステナビリティ賞は、11月18日に長榮大學が「2020 TSCA卓越企業サステナビリティ賞」の「大学USRサステナビリティ方案部門」金賞と、「2020第13回TCSA台湾企業サステナビリティ賞」の「企業サステナビリティ報告書類大学部門」銅賞を同時受賞したと発表した。今年から新設された「大学USRサステナビリティ方案部門」に対し、本学は「環境正義」、「地域共生社会」、「社会的弱者支援」と「関係者コミュニケーションの完備」などの項目で大学の社会的責任を果たした。なかでも、「環境正義」の面で持続可能な発展というコアバリューを実践し、授業での実体験などを通し「環境正義」の意識を教員・学生に身につけさせるため、プラスの影響をもたらす大学の社会的責任を積極的に発揮している。
社会的責任の実践 長榮大學が三年連続でグリーン購入企業優秀賞を受賞
台南市政府は近年グリーン購入を積極的に促進するため、国産エコ製品を購入する企業を表彰している。長榮大學は、民国108年(2019年)の累計購入件数が2047件、総額1.8億元近くに達し、グリーン購入企業成績優秀賞を受賞した。これは民国107年(2018年)以来三年連続の受賞で、グリーン商品の趣旨を実践した上、社会的責任へのコミットメントも果たしたことになる。この賞の審査基準は、民国108年(2019年)に国産エコマーク、省エネルギーラベル、節水マーク、グリーン建材マーク、カーボンフットプリントマーク及びCO2削減マークなどのついている製品を購入し、年間グリーン購入総額が500万元を超えることである。グリーン購入の促進はめざましい効果を上げており、台南市政府は購入実績の優秀な企業を評価している。
長榮大學が夜間パトロールに追加配備 宏佳騰(AEON)電動バイクがパトロール強化に貢献
長榮大學は、安全な学習環境を整備するため、11月2日から警察・地域住民と共同で安全対策を講じ、共に家とキャンパスを守っている。12月9日に本学黃仲銘理事と宏佳騰鍾杰霖会長が共同で寄贈した宏佳騰電動バイク3台がキャンパスと周辺の巡回パトロールに追加配備され、キャンパスと地域の安全維持の向上に大いに役立っている。また、長榮大學は「セーフコミュニティ国際認証」の取得を目指すため、12月10日に国際セーフコミュニティ支援センター白璐主任と二度国際認証を受賞した台南市金華里柯崑城町内会長などの専門家を招き、参加者と経験を共有してもらった。このように、「セーフコミュニティ国際認証」取得に向けて共同で取り込んでいる。
「セーフコミュニティ国際認証」取得を目指して 長榮大學に招かれた国際セーフコミュニティ支援センター白璐主任が自身の経験を参加者と共有
長榮大學は「セーフコミュニティ国際認証」取得のため、国際セーフコミュニティ支援センター兼国際安心キャンパス認証センター主任兼アジア地域国際セーフコミュニティ支援センターアライアンス議長の白璐教授を招待し座談会を開催した。白璐教授は座談会でセーフコミュニティと安心キャンパスの認証取得の経験を参加者と共有した。座談会には2度国際認証を受賞した台南市金華里町内会長柯崑城氏も招きに応じて出席し、参加者と経験を共有した。白璐氏は、「セーフコミュニティ」というのは文字通りの「既に安全なコミュニティ」ではなく、住民がコンセンサスを形成の上、コミュニティ内外のリソースを集めて投入し、共同でさまざまな事故や意図的な傷害を減らすことを通じ、より安全な環境を築き、身体・心・社会全体の快適な生活を作ることを指すと指摘した。
安全と健康を校務発展の主軸に 長榮大學 WHOの認証した「国際安心キャンパス」確立を目指す
長榮大學はキャンパスの安全性と防疫対策の強化へ繋ぎ、学外者の車両の入校を登録し、キャンパス周辺にもフェンスと防犯カメラの設置を進めている。現在、女子トイレ以外にも非常通報ボタンが屋外でも16か所に設置され、非常時の際に短時間で助けを求めることができる。また、将来は正門と第一教学ビルそばの通用門しか開放しない形にし、車両ナンバー認識システムも導入される予定である。さらに、人工知能管理システムと合わせ、キャンパスへ出入りする人の身元追跡やリスクの早期発見を行い、キャンパスへの出入を全面的に監視し、完全なる安全なキャンパスを構築する予定である。なお、ホームページの「安全キャンパス」のページでは、常に情報を更新し続け、教職員・学生に最新情報や規定を提供し、安心・安全なキャンパスライフが送れるようにする予定である。
健康的なキャンパスを目指す 長榮大學知能環状ジム開設
長榮大學はGolden Smart Home Technology 会社とタイアップして、【RINGOAL 知能環状運動システム】を導入し、行政ビル一階に「環状ジム」を設置した。第三宿舎地下の「知能ジム」と合わせて、学生と教員に簡単な運動から始め、徐々に運動を習慣化できるような環境を整備した。RINGOAL知能環状運動システムは、八台の油圧式知能設備を備え、モニターには運動時間と回数・プッシュとプルのスピード・抵抗力・鍛える部位などの各数値が表示される。事務に備えられた様々な器具を使い、使用者は体の様々な部位をトレーニングすることができる。さらに「HCare3T」は、血圧と脈拍・体重・体脂肪・体温などが計測できる。使用者は、さまざまなニーズやユーザーグループに応じて運動プログラムを選択でき、知能的な運動を実践することができる。
キャンパスの安全性向上へ 長栄大学LINEチャットボット「虎皮くん」 にGPS追跡機能を追加
安心安全な学習環境を備えるため、長栄大学LINEチャットボット「虎皮くん」にGPS追跡の機能を追加した。現在「SOS」や「緊急」を入力すると、「虎皮くん」は「SOS緊急対応」及び「自動発信」を行うが、この既存の「緊急通報」機能以外にも、キャンパスの安全管理室や本学のある大潭交番と直接連絡を取ることが可能となる。さらに、内政部警政署アプリ「110ビデオ電話通報」のインストールもできるようになった。なお、「GPS追跡」機能も提供することができ、本学の教職員・学生は本人確認終了後、「位置情報取得」を押すと、リアルタイムに現在いる場所のGPS座標のデータを教務主任と安全管理室及び安全支援システムの端末まで転送することができる。
国際産学連携推進 長學大學が「IF国際産学イノベーションフォーラム」を開催
長榮大學は、科学技術革新のためのネットワーク通信プラットフォームを構築し、国際的な産学研究連携を促進するため、2020年11月から2021年12月にかけてIF国際産学イノベーションフォーラムを開催する。第1回は12月2日に奇美博物館で開催され、マサチューセッツ工科大学のナノスケール研究総合施設「MIT・ドット・ナノ(MIT.nano)」のVladimeir Bulović 主任をマスター講師として迎えた。Vladimeir Bulović 氏は、Made In Taiwan (MIT) の価値は世界を助けることにあると語り、長榮大學IFプラットフォームを核心とする国際産学連盟が将来を見据えた分野に焦点を当てつつ、産学研究連携プラットフォームを国際市場と繋げ、産業に人材や科学研究関連サービスを提供してほしいと希望を語った。また、フォーラム前の食事会では、長榮大學方舟珈琲により料理やアイスクリームが、クラフト発酵研究センターにより飲み物が提供された。現場の主催者は長榮大學の学生が担当したが、一方で翻訳学科の教員が通訳を務めたため、言語による障壁を乗り越え、連携のチャンスを広げることができた。
特色ある学内専題計画成果DEMO DAY 長榮大學教員が持続可能な研究への情熱を示す
長榮大學「特色ある学内専題計画成果発表会」(DEMO DAY)は、「持続」をテーマとし、本学における研究発展の力量の蓄積を象徴している。展示会場では、醸造発酵研究センターが新たに試作した飲料を見学者に試飲させた。今回は、洛神花を食材として利用し、アルコールを含むものとノンアルコールの二種類の飲料を試作した。保健栄養学科は、授業と産業実務との融合をめざす補助金を通して、果物の皮を利用した発酵工程を商品化する実験を「継続」して実施した。さらに、栄養学科は萌芽計画の「風味発酵茶開発計画」と「食物繊維を応用したクラフトビール開発の研究」により、コンブチャと食物繊維クラフトビールの開発を進めた。これにより醸造発酵研究センターの開発技術を「継続」させることに成功した。また、USR-Hub計画を通じてコミュニティの「持続」可能な発展を促進し、特色ある当地農産物の商品開発を行い、地域活性化に取り込んでいる。
水と仲良しに 河川保護連盟 長榮大學がUSRプロジェクト学校間共有イベントを実施
長榮大學は「グリーンコミュニティ ルーツ&シューツ行動プロジェクト」(USR)で「水と仲良しに 河川保護連盟」学校間共有イベントを開催した。当日は國立高雄科技大學・崑山科技大學・南華大學・遠東科技大學・長榮大學のUSRチームを招いた他、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの佐藤祐一研究員と滋賀県立大学環境科学学科の井手慎司教授、滋賀県庁琵琶湖保全再生課伊達哲主任を特別に招待し、オンラインで、日本が琵琶湖やその他の湖沼の汚染に直面した時に採った対策の共有をしてもらった。そこでは、市民の環境に対する意識を高めて凝縮し、環境ビジョンを打ち出し、それをさまざまな部署・組織と共に計画的に実行することにより、琵琶湖の水質を改善したことが紹介された。
日台文化の橋渡し 長榮大學卒業生陳啓德さんが訪日 富山県射水市国際交流コーディネーターの責任者として勤務
陳啓德さんは、2018年6月に長榮大學夜間部学士学位コースを卒業した後、2019年から日本栃木県日光総業株式会社でインターンシップに従事し、2020年から富山県射水市役所で国際交流コーディネーターの責任者を務めている。栃木県日光総業株式会社は現地ではかなりの規模の飲食企業である。陳さんは半年のインターンシップの後、上司にデザート作りに興味があることを話したところ、上司は彼を会社直営のデザート工場に異動させ、そこでインターンシップを行った。その後、会社は陳さんを他の支店に異動させ、そこでの支援に従事してもらった。このようにして陳さんは普通の実習生とは違った経験を重ねた。陳さんはこの1年あまりの間、努力して日本語を学習した。日本でのインターンシップの前は日本語検定証明書を1枚も持っていなかったが、さまざまな場所でのインターンシップの経験を通して、陳さんの日本語能力は向上した。現在の市役所での仕事について、陳さんは、2019年に富山県射水市が台北市士林区と姉妹友好都市関係を締結したため、射水市役所が日台の文化を繋げるスタッフを求め、台湾人でかつ日本で仕事の経験もある自身が幸運にも採用され、日台の文化を結びつける重要な役割を果たしていると語った。